今回は、特に肉料理の付け合わせに美味しいピリッと辛い付け合わせ、南米のアヒの作り方をご紹介します。ajíと書くので「アジ」と読みたくなりますが、スペイン語だと「アヒ」と読みます。手でさわると危ない激辛唐辛子の一種「アヒ」、パクチー(コリアンダー)、新玉ねぎ、トマトを使って付け合わせ的ソースにしたものも「アヒ」と呼ばれています。アヒはペルーが発祥、コロンビアが発祥、など諸説ありますが、話を聞くと他の南米地域エクアドル、ボリビア、チリでも食べることが分かりました。スペイン語のWikipediaを見ると、南米各国の作り方がありました。他の南米の国でも広く食べられているのではないかと思います。
作り方もそれだけに色々ありますが、コロンビア人とエクアドル人の方からレシピを聞いて自分でアレンジを加えました。それでも南米の親戚がくると喜んで食べてくれるので、味的にはおおよそあっているものとしています。
酸味があってさっぱりピリッと味で、特に肉料理(どんな肉でもOK)の付け合わせに最高。でも魚料理、スープにちょっと加えても美味しいですよ。ちょっと辛いの好きな方、パクチー好きな方にぜひ試してもらいたい一品です!
この激辛唐辛子アヒ、日本で入手しやすいのは激辛唐辛子仲間の「ハバネロ」になるのではないでしょうか。フランスだと「Piment Antillais」(ピモン・アンチレ)「Piment habanero」(ピモン・アバネロ)という名前で売られているのを見かけます。箱に入って売っていることが多いようです。辛すぎて、手で触ると刺激が手に残り、その後目などをこすったら大変ですのでさわるときは要注意です。フランス語圏だとマルティニークが産地として有名だとか。スーパーでモロッコ産ハバネロを見かけたので、作ってみました。
(出来上がったすし酢がなければ、穀物酢に砂糖と塩を混ぜて自作で寿司酢を作る)
* 材料はおおよその目安分量です。玉ねぎを多くしたり、トマトを多くしたり、配分を変えても味に問題ありません。酸味のライムとすし酢は、50−50の配分にしていますが、この配分を変えても、分量自体を変えても美味しいです。完全にお好みです。
*個人的に水を入れると味が決まらなくなる気がするので、調整するときはライムの絞り汁かすし酢を入れます。甘くしたかったらすし酢が良いかと思います。
*フレッシュな激辛唐辛子がほしい時に手に入ると一番いいですが、なかなか見つからない時もありますよね。冷凍モノでも使えます。
3. パクチーの茎から葉の部分だけを取って刻む。ハーブチョップがあると、包丁で刻むよりいい感じに細かくなって便利です。
4. 激辛唐辛子(アヒ・ハバネロ)を細かくみじん切りにする。一粒が大きいと食べた時に激辛で舌がビリビリするのでできるだけ細かく。必ず手袋をして作業しましょう。まな板もしっかり洗いましょう。
5. ライム絞り汁とすし酢を入れる。辛いようならすし酢で甘さを加えて調整、軽くしたかったらライムの絞り汁を入れて調整し、完成です。
作った当日に食べるのがベストですが、冷蔵庫で3日は持ちます。日が経つとパクチーの色が抜けてくるので、緑の鮮やかさが薄れてくるのですが味はそんなに変わりません。
肉料理、魚料理、スープ、納豆、などなんでも合うのが不思議。なんなら白米とアヒソースだけでも美味しいですよ。
南米の料理、というと主語が大きすぎですが、あまり馴染みがない料理が多いと思います。でも、そんなに入手が難しくない調味料や具材を使っているのに、なかなか普段あわない味付けのお料理があって、何気に美味しいお料理が多いと思います。
アヒは、日本人の友人たちとの集まりに持って行っても好評だったので、日本人には受ける味かと思います。ぜひお試しください。
あー世界の美味しい料理を知りたい・・。
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