【ボゴタ旅行】4 – ボゴタ観光鉄板!ボテロ美術館と黄金博物館
【ボゴタ旅行】3 – ボゴタは外食も美味しい!の続きです。
今回はボゴタ観光鉄板の2つ、ボテロ美術館(Museo de Botero) と黄金博物館(Museo del Oro) のご紹介です。
ボテロ美術館
フェルナンド・ボテロという名前だけだとあまりピンこないかもしれませんが、コロンビアで一番有名な芸術家です。人物でも静物でも、なんでも太めに創作される彼の作品。絵にも彫刻にもどこかユーモアと丸みがあるので、風刺がかっているようなことでもトゲがなく楽しめます。
ここに保管されているラ・レチューガ(La Lechuga)という名で知られている聖体顕示台(Custodia)、一見の価値ありです。聖体顕示台なんてカトリックの人じゃないと意味不明だと思いますが、金とエメラルドをメインにした顕示台、細工がとても凝っていて豪華。金と宝石が沢山つかわれていることから、南米でも最高級の顕示台の一つとされているとか。展示室自体が大きな金庫になっており、護衛さんがしっかりガード、写真撮影禁止だったので
こちらのサイトから写真をお借りしました。
美術館は旧市街のカンデラリア(La Candelaria)地区にあります。ここはスペイン植民地時代のコロニアル建築やバロック様式の教会や建物が多く残された地域にあり、タイムスリップしたような風景でした。
ボテロ美術館 (Museo Botero)
住所 : Cl. 11 #4-41, Bogotá, Colombie
電話 : +57 1 3431316
黄金博物館(Museo del Oro)
コロンビアにはスペインの征服時代より以前に何千年にもわたる歴史は黄金文明のとして知られています。ボゴタの国際空港の名前がエルドラド空港で、エルドラドの意味が「黄金郷」。空港名だけで「金に縁のある土地ですから!」って言ってますよね。
金と人間の歴史がわかるよう、その時代の黄金細工(装飾品、仮面、etc)を時代をおさえながら各文明ごとに見やすいように展示されていました。
頭蓋骨もしくは顔の表情に似せた副葬品の仮面。死体の上に重ねて置いていっていたそうです。
コカの葉を砕くときに使われる使用済み石灰を保存する容器は、人、鳥、ジャガー、カイマン(ワニ)、トウモロコシやカボチャといった野菜の形をしたものだったそう。これはトウモロコシ。
コカの葉を保存容器からとるための棒。棒の上に乗っている人形は、コミュニティの政治や宗教など各儀式に踊る踊子さんをかたどったものだそう。
鼻につけられていたという金細工。鼻ピアスよりこっているだけど、重そう・・
立派な仮面。地位のある人が使っていたのでしょう。。顔がシリアス?
エル・ドラド(El Dorado -黄金郷)伝説の象徴とも言われる”Musica Raft”。紀元前1200−1500年に作られていたとされています。この細かい細工がすごい!状態がすごくよいのも驚きです。
金は富の象徴ではなく、プレ・コロンビアの社会では高貴なものという意味で宗教的、政治的な祭事にもちいられていたとのことがよくわかる博物館でした。
世界史の年表があり、日本で織田信長が活躍していた西暦1500年頃、中央アメリカにコロンブスが上陸、ヨーロッパではグーテンベルクが印刷機を発明、アフリカではスペインの植民地にイギリス人がアフリカ人奴隷売買所を作った、ということがわかります。日本のほぼ裏側ではこんな風に歴史が進んでいたんだな、と改めて世界史の勉強になりました。
黄金博物館 (Museo del oro)
住所 : Cra. 6 #15-88, Bogotá, Colombia
電話 : +57 1 3432222
次回は有名カトリック教会の訪問記です。ボゴタの食事と観光をまとめた記録がこちらです。