【ボゴタ旅行】1 – コロンビア首都の街並み

【ボゴタ旅行】1 – コロンビア首都の街並み

ボゴタは標高2600m。高山病になる高さです。

義姉家族の住むコロンビアの首都ボゴタに遊びに行ってきました。アンデス山脈にある都市だけに標高が高く、2600mもあります。私は到着早の高山病になって苦しんでいました。義姉にもらった高山病用の薬、スペイン語で アセタゾラミダ(Acetazolamida・商品名Diamox)を服用しながら、徐々に慣れましたが2〜3日辛かったです。高山病の対策には、水をたくさん飲む、アルコールは避ける、腹一杯食べない、が基本的にすること、と聞きました。ちなみに高山病はスペイン語で、Mal de montaña(マル・デ・モンターニャ), Mal de altura(マル・デ・アルトゥーラ)です。

治安は?街並みは?

コロンビアと言えば麻薬、ゲリラ、誘拐などが頻繁にある治安の悪いこわそーなイメージしかなかったのですが、危険な感じはあまりしませんでした。もちろん場所や時間帯にもよるのでしょうけど、警察がパトロールしているのをよく見かけましたし、治安の改善は大方の意見どおりしっかり進んでいるのだと思います。
 
いわゆる発展途上国の都市をイメージしていたので、町の風景はちょっとしたカオスを予想していたのですが(車が汚い、ドライバーの運転があらい、タクシーが怪しい、etc)、普通に清潔感と秩序があって、バルセロナや東京より快適な場所やモノを沢山みつけました。
 
旧市街から外れた住宅地には、例えば散歩道や公園に犬の糞対策の袋がおいてあったり
 
おしゃれなかわいい椅子がおいてあったりしました。
 
山を切り崩して作られている新興の住宅地も、もともとある自然をいかして景観をそこなわないように建物がたてられていました。町全体にレンガ調の建物が多かったです。統一された印象がありました。写っている木はユーカリです。
 
 
ユーカリの実、初めて見ました。コートのボタンみたいでかわいい。

 

 

道路事情・交通機関

綺麗に整備されているところもあるかと思えば、車道で馬車を見かけることもありました。運転はしませんでしたが、アグレッシブなドライバーはそんなに見当たらず、危なくなさそうでした。

 

経済力がある場所ーない場所、新しい文化ー古い文化、都会的なものー田舎的なもの、が入り交じった元気な発展中の町でした。驚いたのは、人口は南米第2位を誇る大都市(約770万)だというのに鉄道がないこと。そのため道はたいてい渋滞でした。公共の交通機関としてトランスミレニオTransmilenioというバスの専用道を整備して沢山走らせています。トランスミレニオは2両の連結バスによって運行され、約500mごとに停留所があるそうですが、電車に比べると収容力はおとりますよね。“Pico y placa”という自動車ナンバーの最後の番号が偶数か奇数かで平日の日中に走れる車の時間規制をしているそうですが、結局家あたりの車の所有台数が増えるだけで渋滞解消に全然なってないとか。

 
 
最近は旅行に行くと、自分は住んでみたいか、ということを考えながら町をながめます。住むところを選ぶ上でいくつかある大切な条件(食べ物が美味しい、天気がいい、人種に多様性がある)に加え、今回の旅行で”標高が高すぎないこと” も私にとって重要なことに気づきました。体は慣れてくるものとはいえ、バルセロナに戻ってきた瞬間に感じた酸素の濃さ、体がほっとした感覚は忘れられません。ボゴタは住むのに面白そうと思いますが、標高の高い場所は自分には難しい、と思いました。

空を見上げると、標高が高いせいか空が近いような気がして気持ちよかったのですけどね。

 

 



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