仮想通貨をフランスで買ってみる
フランスに住んでいたって気になるのは仮想通貨
フランスでも仮想通貨のニュースをよく耳にします。エストニアが独自の仮想通貨「エストコイン」実施を検討中とか、中国は新規仮想通貨公開「ICO」を禁止した、とか国ごとに仮想通貨に対する姿勢が違ったり、パリス・ヒルトンが「イニシャル・コイン・オファリング」に参加、と有名人の参加表明があったり、と世界中で仮想通貨まわりのニュース盛りあがっていますよね。
エマニュエル・マクロン大統領は、まだ彼が経財大臣の時ですが、「債券市場に特化したブロックチェーンの実験を可能にする金融規制の適応」をル・フィガロ紙で発表しています。さらに、「実験が決定的なものであれば、中小企業の出現を促進するために政府は非上場証券に拡大していくことができる」とも。フランスは2箇所、パリとモンペリエにビットコインATMがあるし、今の政権だったらフランスは仮想通貨に好意的なのでは?と思っていますが、EUのリーダー国の一国の大統領としてはどう考えるんでしょう・・?
フランスでイーサリアムを買ってみる
ビットコイン、イーサリアム、リップル、etc、数がありすぎて何が可能性ありそう、全然想像できませんが、まずはイーサリムという仮想通貨を買ってみました。ビットコインが世界で1番大きく流通していますが、2番目に規模の大きな通貨です。
イーサリアムは決済手段に加えてプラットフォームとしての働きも期待されているとのこと。スマートコントラクトという技術によって取引を行うと同時に契約内容まで管理することができるとのこと。・・・通貨的な役割の他に発展が期待できるということね?イーサリアムのユーザーがプラットフォーム上で取引できるってことなら、色々使いたくなる企業が現れてもおかしくないよね?どう使うのはよく想像つかないけど、すごい発展がありそう!と思って決めました。
久々にインターネットが現れた時のような、自分の想像をはるかに超えた予想のつかない未来が始まっているのを感じます。仮想通貨での決済が普通になる日も近いのかな・・?この手の10年先の未来が見えていて、普通には思いつかないようなシステムやモノを考えてしまう人、本当にすごい。
Coinhouseに口座を開く
仮想通貨を売買できるブローカーサイト(仮想通貨取引所)を選ぶのに比較検討サイトやレビューが書いてある掲示板を色々読んでみました。日本語で検索して有名どころを探しても、ヨーロッパだとなかったり、評価が違うことに気づきました。アジア、欧州、アメリカ、など地域に強いブローカーがいるので、居住国の言語もしくは英語で地域の情報を読むのが一番参考になるものです。
フランスのスタートアップ企業を応援したい!という気持ちもあり、Coinhouseという会社で購入してみました。買ってみて良かった点、マイナス点、上げてみると
良い点
- 3DセキュアのあるVISA/Masterのクレジットカードで決済できる
- EU居住者には使いやすい
- 仮想通貨初心者に優しい
- カスタマーサービスの評判がいい
- 実績がある程度すでにある →La Maison du Bitcoinというフランスで一番最初にユーロと仮想通貨を交換できる実店舗を立ちあげた会社があるのですが、その創業者が立ち上げた会社なのです。パリのみなので、オフィスに来れない人がクレジットカードでも簡単に購入できるように、という目的で作られたサイト。
マイナス点
- コミッションが高い(6〜10%←他社は3〜6%くらい)
- ウォレット(Wallet)という仮想通貨を保管するお財布システムがあるのですが、これをもたないと売買できない
ウォレットにはCoinhouseのサイトで例としてあげているJaxxというインターフェイスを使っています。すごくシンプルで簡単、自分の名前登録などもなく、アプリをダウンロードするだけで使えます。長くて複雑な番号をもつ、暗証番号入力ロックもかけれるお財布。持っていて損するものでもないので、マイナスということでもないですが。。
【今日の収穫】