義両親と同居して2年半ほど経った感想

義両親と同居して2年半ほど経った感想

外国人の義両親と同居して2年半経過

時間の経過は早いものですね。お互い何も言いませんでしたが、同居始めるのはとても心配でした。それまで仲よくやっていたので、仲悪くなったらやだなぁ、、というのがお互いの最大の懸念。

同居を始める前も始めてからも、私も義母も国を超えて色々な人から、義理の両親or嫁と同居!それは大変ねぇ!!、と言われます。これはどこの国でも永遠のテーマなんでしょうね。

ラッキーなことに私は義母も義父も未だに大好きで、嫌なことこそあれ、同居がひどい苦痛にはなっていないのです。今のところ感謝の気持ちの方が大きいので、私が姑の立場になった時に息子達のパートナーから、私が今持っているような感謝の気持ちを持ってもらえたらいいな、なんて未来のことを考えてみたりします。

今のところ、誕生日や何かの記念日だったりに、とりあえず同居が上手くいってるからいいよね、孫たちと一緒に暮らせて本当に嬉しいよ、ありがとうね、と義両親に言ってもらえたりして、私もです、と双方で喜ベるくらいの仲。スペインで学生をやっていた時に(もちろん独身)フラットのシェアをしたことがありましたが、その時よりずっと快適です。

義両親と同居の良いところと嫌なところ

同居のメリットとデメリットをあげると

義両親のメリット
・犬の世話と庭の手入れを頼める→自分たちが好きな時に旅行に行ける
・病院や買い物の運転手を頼める
・孫と一緒にいれる時間が長い

私(と夫)のメリット
・食事係(買い物、買ったものをしまう、メニュー考える、料理準備)をしてもらえる
・どうしてもの時は短時間ヘルプをお願いできる
・フランス語やドイツ語の本の読み聞かせをしてもらえる(気が向いた時に)
・家賃を払わなくていい

想像する義両親のデメリット
・すっぱだかで歩けない
・子供がうるさい
・子供のおもちゃが必ず散らかってある

私(と夫)のデメリット
・自分好みの家具屋ものが置けない
・自分のものでないので捨てられない(うちはこんまりさんに本気で片付けお願いしたいくらいものが多くて雑然としています →それだけに子供のおもちゃが散らかっていても何もいわれない)

くらいですかね。

義母と嫁は水周りでケンカになる、と言いますが、うちは基本、義母ー料理、私ー後片付け、と役割がおおよそ決まってるからケンカにならないし。ルールになっているわけではないのですが、子供が日中に家にいる水曜日と週末の昼は私が何か作っているので、義母もいつも食事の支度を気にしなくていいのがうまく分担できていていいのかも。

日本食食べたくならない?と言う質問もありますが、義母の料理は美味しいので別にならないです・・。義両親たちは2-3ヶ月に一度くらい、1−2週間程度の旅行にいくので、その間に好きなもの作れば別に問題なし。逆に食事にまつわる一連の作業(作る、以外の作業が多い)に飽きて、義母さんの料理食べれて幸せだよなぁ、と思ったり。それ以外でも、義母は私に作りたい時に作っていいのよ、って機会あると言ってくれるし、私も勝手に作っているので料理ができないストレスはなし。

義父さんは好き嫌い多く、基本日本含むよく知らないものは食べない(味見さえしません。作っている方からするとかなり腹たちます)、義母さんは塩制限の食事をしないといけないので、日本食を私が作ることはあまりないのですが(醤油をほぼ使えない)、それを見てカルフールで寿司買ってきてくれたり。子供たちが寿司好きなこともありますが、こういうのは嫁が日本人と思っての優しい気遣いですよね。私の出身文化やルーツを大切にしてくれるのは外国人としてとても嬉しいです。

うまくいかなそうと思ったときのための対策

こんな感じでお互い嫌なこと、疲れる部分はあるのですが、うまくいっているのはひとえに

・義両親が外国人馴れしている(駐在で海外転勤が多く外国人として過ごした時間が長い、外国人慣れしているー義弟の嫁はエクアドル人、義姉の夫はコロンビア人、私日本人、と義両親の子供達のパートナーはヨーロッパ外出身)

が大きなポイントだと思っているのですが、それ以外に

・干渉しない(その人を受け入れる)
・マナーを心得る
・嫌なことは嫌だとはっきり言う

が徹底的に守られているからだと思います。

干渉については、義両親は私たちが意見を求めない限り、子育てに口出しをほぼしません。子供に怒りたいときは(特に私に)、怒ってもいい?と聞いてくるくらい。

マナーに関していえば、義両親はベビーシッターとして当てにしないでくれ、と言われているので、子供の世話をお願いすることはほぼありません。子供達が遊ぼう遊ぼうとうるさくて嫌な時は義母は隠れたりしてるし(笑)。それでも、日々の生活の中で食事の世話をしてくれたり、お風呂入れてくれたり、できる時は自主的にやってくれます。

嫌なことは嫌だとはっきり言う、については、義母と私はわりと早い時期、一緒に暮らして3ヶ月くらいの時だったでしょうか、一つ取り決めをしました。

何かに猛烈に怒りを感じて、それについて議論をしたくない時は、いいたいことを相手に伝え、そのあとにゼロ、と言う。言われた方は、議論してはいけない、と理解して立ち去ること。

この提案は義母がしてくれました。とてもいいアイディアで、ゼロの発動は今のところないのですが、お互い上手に相手に思いを伝えれるようになりました。これ、同居に疲れ気味の人にオススメです。

【今日の収穫】

世には義両親と上手くいかない、好きになれない、みたいな話が多いですが、その逆の人もいる、という話。いつまで続くのかはわからないけど、今後もお互い大切に思い合って一緒に暮らしていければいいな、と思います。

我が家のメインシェフは義母の横でお手伝いしていると、私が知ってる道具や食材の使い方が違うので勉強になります。母業ベテランのフランス人女性にならうレシピはこちらです。

 



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください