プラム・スモモで作る!シンプルなクランブルケーキ
この記事では、食後のデザートにも、午後のお茶タイムのお茶菓子にもよい、プラムのクランブルケーキのレシピをご紹介します。夏から初秋にかけて美味しいプラム。生で食べても美味しいですが、デザートにしても◎な果物です。おおざっぱさんに嬉しい、手順や準備が簡単、重量多少違くても美味しくできるらくちんレシピです。
このレシピでは、「Prunier Sauvage」というプラムの木になる実を使っています。
「野生プラムの木」という名前ですが、庭や果樹園でよく見られるプラムの木であり、ヨーロッパ中で自発的に育っているものの、それほど野生ではありません。
とのこと。(参照サイト Le prunier sauvage, un arbre domestique)
庭手入れ・植物好きなフランス人義母によると、プラムはかなり気まぐれでいつ豊作となるかわからないんだそうです。オリーブは2年に1度実が沢山実がなる、と周期があるのですが、そういうのもないそうです。昨年より実が小さめだけど、量が圧倒的に多い、というのが今年のでき。面白いですね、植物。。
材料
プラム約1kgに対しての分量になります。果実が多すぎる場合はプラムの量に合わせてその他の材料も調節してみてください。このレシピで使っている型の大きさは 31cm X 20cm X 5cm になります。
- プラム(スモモ) 約1kg
- バター 100g
- 薄力粉 100g
- きび砂糖(Sucre rouge) 80g
- オートミール(燕麦のシリアル / Flocon d’avoine)40g
- シナモン コーヒースプーン2杯 (お好みでナツメグなども)
- 塩 ひとつまみ
- 砂糖 コーヒースプーン2杯(プルーンの種取りをした後に果実にかけて中の果汁を出す。かけなくてもOK)
- お好みで、砕いたピーカンナッツを40g程度、クランベリーなどのベリー系40g程度、いれるのもありです!
作り方
1. プラムの種取り。種に沿って包丁で切り込みを入れ、半分にねじって切り離す。種のない方は半分に、種のある方は種に沿って切り込みを入れ切り離し、残った種を取り除く。果実を両方とも同じ形にしたい場合は、斜めに切り込みを入れて半分をねじって切り離すと、種の頭がでた状態になるので、取り除きやすくなる(気がします)。
2. 種を取り除いたら、コーヒースプーン2杯分の砂糖をふりかけ、果肉全体に砂糖がかかるようにまぜる。15分ほど放置。(果汁が出やすくなる)
3. オーブンを190度に温める。
4. 薄力粉、きび砂糖、オートミール、シナモン、塩を一つのボールに入れる。バターを小さく切って、ボールに入れ、全部手でこね混ぜる。
5. クッキングシートを敷いて、プラムをざざっと入れ、その上に3のクランブルをパラパラと載せる。
6. 190度で30分焼いて出来上がり。
クランブルケーキはできるだけその日のうちに食べきるのがおすすめです。翌日だと、クランブルがプラムの果汁を吸ってサクサクした食感が楽しめなくなってしまうので。
酸味があるので、甘いのが苦手な人にも良さそうなデザートです。アイスクリームやアングレーズソース(卵と牛乳でつくるソース)と合わせても美味しいですよ。
おまけ・指についた汚れの落とし方
種取り作業をすると、爪に色素がついて汚れが取りにくくなりますよね。汚くなった爪をきれいにするいい方法ないかな?と義母に「フランス人の知恵」を聞いたところ、レモンを切って爪をこすり、少しおいてから綿棒で爪を拭いて手を洗うと汚れがよく取れるとのこと。歯磨き粉をつけてブラシで爪に塗り付け、少しおいてから洗う、という方法もあるそうです。どちらもやってみましたが、汚れよく取れました。どこの国にもある「おばあちゃんの知恵」、役に立ちますね。
今日の収穫
クランブルと果物を合わせるケーキ、実はあまり作ったことなかったのですが、果物の酸味とこんなにあうとは思っていませんでした。プラムの他、赤いベリー系のフルーツ、りんご、などもクランブルにすると美味しいので、色々チャレンジしてみようかと思います。また初耳だったのが、ズッキーニとカッテージチーズ、トマトとパルメザンチーズといった野菜にもクランブルは合う、という話。作ってみないとですね、クランブル、奥が深い!
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