ブルターニュ生まれのバターケーキ、キャトルカール(Quatre-Quarts)の作り方
「キャトルカール」はフランスのブルターニュ地方発祥のバターケーキ。「4つの4分の1」という名前は、バター、砂糖、小麦粉、卵の4つの材料の重さを均等にして作るところから来ているそうです。
英語のパウンドケーキと同じなのですが、有塩バターを使うのがコツよ、とこの地方出身のママに聞きました。このレシピは、ふくらし粉を使いません。生地のきめが細かく、しっとりというよりは、サクッとした食感になります。
コツは・・分量を守ること、材料を混ぜるときに湯煎にかけて人肌よりやや低めにすること。ついつい材料が少しだけ余ると私は全部入れてしまって、配分を無視してしまうことが多いのですが、それをグッと抑えて忠実に分量を守るだけでかなりうまくいきます。さらに、全ての材料の温度を一定にして混ぜると、油分と卵の分離が起こりにくくなることを知りました。
これだったのか・・ケーキ作りのコツは・・と今頃気づいた次第です。レシピのご紹介です。
材料
- バター (有塩バターがあればさらに良い)200 g
- 卵 4 個 (50gX4個の計算)
- 砂糖 200 g
- 薄力粉 200 g
- バニラ(なくてもOK。バニラエッセンスでも可)
卵の1個当たりの重量がさらに重い場合は、他の材料も卵の重量に合わせて増やします。
作り方
1. オーブンを180度に温める。
2. バターを電子レンジでとかします。このぐらい↓まで。500wで50秒でこんな感じになります。
3. 卵と砂糖を、白っぽくなるまで混ぜる。湯煎で卵液を人肌より低いくらいの温度に温め、火を消す。温めてから混ぜると泡がよく立つ。
混ぜ始めた頃はこのくらいの黄色↑。
白っぽくなるまで↑混ぜる。
ふるいにかけた小麦粉↓を加える。
4. さらにバニラ、最後に溶かしバターを加えてよく混ぜる。
5. 型に流し込み、10分ほどおく。
6. オーブン180度で50〜55分程度焼く。
7. 20分程度焼いたら、取り出して、ナイフで線を入れる。
8. 出来上がりです。
バッチリふくらんで、きれいな割れ目もできたので自分でも驚きました。
いただきます!
今日の収穫
パウンドケーキは作り方がいくつかありますよね。私がケーキを作ると卵と脂分をよく分離させてしまうのですが、このレシピだとその心配がなく、バターや卵を室温に戻したりするなどの下準備の必要もないので気軽に作れます。
材料をきっちり計らないといけませんが、ふくらし粉なしでしっかりふくらむのが嬉しくて、しばらくしつこく作っていました。ケーキがしっかりふくらむと作っていて楽しいですよね。何かあったときにさっと焼いて持っていける手作りおやつレシピが増えてルンルンです。
ドライフルーツや洋酒を加えたアレンジなど、色々試してみたいと思います。
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