フランス小学1年生の音読の宿題。発音の下手な親でも手伝えること4つ

フランス小学1年生の音読の宿題。発音の下手な親でも手伝えること4つ

長男の小学校生活1年目、半年が過ぎました。「子供の宿題をみる」という作業は補習校幼稚園時代からやっているので「みる忍耐」も少しついてきた気がしているのですが、現地校の宿題をみる作業はまた違うところで気になることがあるのです。宿題をみてあげる6歳の子供はネイティブの発音、私の発音は外国人のまま!なんですよ。。

子供は毎日必ずある音読の宿題、詩の暗記、ディクテ、などで徹底的にフランス語の綴りとフォネティックを勉強していることもあって、意味をわかって上手に音読できるものが確実に増えており、そのスピードの速さは驚くものがあります。

大人が外国語をマスターするのとは全然違うのびを見せつけられていますね。1年生も半年経つと、綴りによるフランス語の発音規則を随分覚えていて、正しい音で読めるようになってきています。私の後に続いて音読することも減りましたが、毎日何かしらある音読の宿題、私の発音だとなんかイマイチよね・・と思いながら宿題を一緒にしています。同じような思いを抱えている人に「どうやったら音読の宿題をよりうまくお手伝いできる?」というアイディアご紹介記事です。

 

 

1. 自分が怪しい単語はForvoでチェック

例えば、浴槽、という意味のBaignoire。べニョワなのか、ベノア、なのか。gnoだから「ニョ」と読むべき発音ですが、ネイティブの子供に「ノ、じゃない?」と言われるとひよってしまいます。ネイティブがノっぽく言っているように聞こえるときもあるし。そういう時に助けてもらうのが Forvo という発音辞典サイト(無料)。有料ですがアプリもあります。ネイティブが読んでいる音を聴けるので、音の確認にかなりおすすめです。自分で発音する代わりにこれを聞かせると、子供も納得が早いです。

 

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2. 知らない単語、知っていてもわかるように説明できない単語があったら、子供と一緒に子供用の仏仏辞典を引く

意味がわかってないと、イントネーションがおかしくて文章をわかっていないで読んでいるのがわかるようになります。なので、一通り子供に教科書を読ませた後、内容理解ができているかの確認と知らなそうな単語(自分が知らない単語も含め)の意味を子供に質問します。答えられない場合は、こうだよね、とフランス語と日本語で意味や内容を話すのですが、その時に役に立つのが数年前に買った子供用、7〜11歳用仏仏辞典 La Lousse junior。しばらく使った後に使わなくなってしまっていたのですが、またお世話になっています。

最近、動詞 intriguerの受け身表現があり、「興味をそそられて」という意味を説明するのにパッといい言葉が思いつかなかったのですが、辞書にあった “Exciter la curiosité.” 「好奇心を刺激する」で子供はしっかりわかりました。(なぜ私の持っている仏和辞書はこの意味を載せてない・・)

長男も、わからないことを辞書で一緒に調べるのは好きみたいで、辞書をのぞき込んでいます。息子はまだ辞書の引き方を知らないので言葉を自分で調べられないのですが、私が説明しずらい言葉があると、辞書をみよう、となるのでこの習慣がこのまま続くといいなぁと思います。

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3. 辞書の説明だけでわかりにくいなら、Google Image の画像を見せる

例えば、Poulainってなに?子どもの馬だよ、という説明でもいいのですが、イメージを合わせて見せた方が単語の印象を強く残します。それは私たち外国語学習者にも同じですよね。口頭だけの説明だと意味を忘れていることもあるし、何より百聞は一見にしかず。名詞の説明には、画像がかなり役に立ちます。

4. 詩の暗記には Youtube を活用

詩の暗記は、言葉の意味を一通り確認して情景をしっかりイメージできるようになった後、ヒントの言葉をあげながら、ひたすら何回も読む練習です。子供は先生が読んでいるのを聞いているとはいえ、家でも復習がてら子供に読んで聞かせたいことありませんか。(自分もどんな抑揚、リエゾン、スピードで読んでいるのか聞きたいし)

そんな時は Youtube さま頼り。フランスの詩の暗記はある程度決まったものがあるようで、必ず動画が見つかります。探すと、1〜2年生の子供が暗唱しているビデオ、大人が読んでいるビデオ、とバージョンはいろいろですがあります。

ちょうど時期的にカーニバルのシーズンなので、今週は↓こんな詩の暗記が宿題でした。

Google翻訳の読み上げ機能(スピーカー部分をクリック)を使うのもありなのですが、人がわかって読んでいる詩の朗読とは全く違うので、Youtubeの方が断然おすすめです。

詩を書き写し、綴りを訂正してもらって、それを暗記しています。勉強のやり方の基礎も合わせて習っている感じがします。

今日の収穫

音読の宿題をみるのに、自分の発音が子供より下手というツライ現実。このせいで音読系の宿題をみる時に気が重い場合、自分が読むのではなく、ネイティブの音声や動画を探して子供と一緒に見てからやると、気分が少しラクになると思いました。実際にネイティブの発音で聞くと、それを真似ようとして自分の読みにも自信を持てるようになりますしね。

詩の暗記に付き合っていると覚えてしまうのですが、自分では声を出して全部読んだことないことに気づきました。私も覚えたから聞いてー、と発音練習がわりにやって子供にダメおしお願いしたいと思います。

 

フランスに住む子供たちはどんな学校生活をしているのか、日本との違いを書いた記事はこちらです。

フランスの小学1年生、驚く学校システム9つ

フランスの小学校2年生、面白いシステムと思ったこと7つ

 

小1からでもフランス語の子供用 Junior 辞書を使えることがわかりました。子供用辞書を大人の外国語学習用に買って使ってみた感想がこちらです。

フランス語 学習用初めての仏仏辞典 LAROUSSE JUNIOR POCHE

 

フランスに住む子供が実際に使っている学習教材は、大人のフランス語学習者の勉強にも使えます。使えるサイトや教材をまとめました。

子供用フランス語教材で学ぶフランス語

 



2 thoughts on “フランス小学1年生の音読の宿題。発音の下手な親でも手伝えること4つ”

  • 私も最近、intriguer調べました!教科書が一緒ですもんね。
    うちにもお古でもらった子供用の辞書が2冊あるのですが、わからなくて調べる単語が載ってないことがあまりにも多いので、Le Robert microの大人用の仏仏辞書か、私の Petit Royalの仏和辞書を使ってます。
    そろそろ日本語の方も国語辞典を買いたいなーと思ってますが、何かおすすめありますか?

    • やっぱり同じような単語をみてますね・・。うちはまだ Larousse junior poche でなんとかしていますが、時間の問題かも。私も 仏和は Petit Royal をみています。intriguer は、「好奇心・興味を引く、あおる」的な説明が載ってなかったので意外でした。

      子供用の国語辞典を次回日本に行く時の買うものリストに入れているのですが、私もまだ検討中です。補習校の先輩ママたちに意見を聞いて感触をつかみ、実際に書店に行って手に取ってみようと思っていますので、何か聞いたら連絡しますね!

      国語辞典ではないのですが、友達のお子さんのトイレの愛読書、ということで、そのお宅のトイレで見つけた三省堂の「こどもことば絵じてん(小型版)」というのが良かったので(アマゾンの評価があまり良くないのが謎)、買いたいなと思っています。同じシリーズで「こども ことばつかいかた絵じてん(小型版)」というの もあるのですが、アマゾンの評価に「海外で育つ子供へ日本語の説明をするのにとても役立っています。」というコメントがあったので興味を持っています。これも日本に行った時に書店でチェックするつもりなので感想お伝えしますね。

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