フランス語 学習用初めての仏仏辞典 Larousse Junior Poche

フランス語 学習用初めての仏仏辞典 Larousse Junior Poche

仏仏辞典のすすめ

今通う学校のフランス語の先生は、通い始めてすぐに簡単な仏仏辞典の使用を勧めてきました。子供用のJunior、8−11歳向けあたりの辞書が説明が簡単完結、各ページにどのアルファベットのページにいるのかすぐわかるようABCのマーキングもあって言葉を探しやすいし、値段の手頃なポケットサイズもよくできているのでオススメとのこと。

ポケットサイズのフランス語ジュニアシリーズ辞書、三社比較

アマゾン・フランスのジュニアシリーズ辞書の評価を見てみたところ、学生用お手軽価格の辞書売り上げではLarousse Juniorがナンバー1でした。他にもLe Robert, Hachetteという出版社からも同じようなポケットサイズがでているのですが、どこも評価はだいたい同じ。

フランス語の辞書といったらLe Robert!という人も聞きますので、好みですかね・・。

私はLarousseの西仏−仏西辞典を持っているのですが、これが気に入っているのと、多少の違いですが一番字が大きかったという理由でLarousse junior poche を買ってみました。

収録語数が20000語と他社のに比べると少ないのですが(Le Robert Junior Poche French Dictionary: Key Stage 2– 30000語, Hachette Junior Poche 25000語)、実際にいくつか単語をひいて比べてみても説明に大きな差はなかったのでヨシとしました。(注 : その後Larousse junior pocheもLe Robert Junior Pocheも31000語に語彙数が増えています) 

 

Larousse Junior Pocheはどんなかんじ?

2015年のサイズは洋書のペーパーバックの大きさと同じで厚さ4,5cm。紙がしっかりしてます。  

 

哺乳類、鳥類、魚、交通標識など百科事典的なページが32ページあり、動詞の活用表が80種類ついています。

なんとなく思いついてひいてみた哲学にあたる”Philosophie”、説明はこんなかんじ。

 

1. 存在物、価値感、宇宙の中の人間の立場を熟考すること(例文: 倫理、公正
、自由、が哲学の大きな問いだ)
2. 難しい局面でも楽観できること(例文: 失敗を冷静に受け入れる)

2の意味は知らなかったのですが、改めて悟ったようなかおりがする言葉なのねぇ、と偶然勉強になりました。

abeille (ミツバチ)はこんな説明でした:

Insecte volant que l’on élève dans une ruche et qui produit du miel et de la cire.
-> Vois aussi apiculture, essaim

ミツバチの巣(箱)で育つ飛ぶ虫で、はちみつと蜜ろうをつくる。
→養蜂家、分封群(←日本語知らなかった。。ミツバチの群れのこと)も参照

*Dans une ruche vivent des abeilles ouvrières qui butinent les fleurs et font le miel, des faux bourdons et une reine qui pond des œufs.

*巣の中には、花の蜜を集めてはちみつを作る働きバチ、雄バチ、卵を産む女王バチが住む。

 

 

 

 

説明は簡単なのですが、わからない言葉がそれなりにあって(ruche 巣, cire 蜜ろう, butinent 花の蜜を集めるという動詞の三人称複数形, faux boudons雄蜂)、ズバリ何とわかるまでが大変ですが、小学生くらいの子供は知っているボキャブラリーなのよね、、と焦ります。子供は数年後には小学生。宿題のお手伝いができるようになれるだろうか。。。!

ま、この手の虫、花、動物などの名前を調べるなら、バイリンガルの辞書(仏日とか)をひくのが理解が圧倒的に早いですね。

説明が簡潔すぎて類義語の微妙な違いを知りたい場合には物足りないこともありますが、携帯にはいいかなと思います。7〜11歳の子供向けなので載っていない言葉も出てくるのだろうけど、そこはネットの辞典調べてもいいし。簡単な語彙をフランス語でどう明するのかを知る勉強するために使っていこうと思います。

外国人学習者向けの仏仏辞典 Dictionnaire Le Robert & Cle Internationalも気になっていたのですが、紙の辞書はやや出版年数が古く、今出ている一番新しい2013年の仏仏辞典はなぜか電子版しかないみたいなので紙の仏仏辞典が欲しい今回は保留にしました。(この仏和版が ロベール・クレ仏和辞典。とても良さそうです、評判記事こちら。 )

 

【今日の収穫】

7〜11歳の子供向けの辞書をじっくり読んで、すでにこんな言葉も載っているのか!と知らない言葉がたくさんあることに驚きました。自分の子供達があと数年後にはこの辞書を使って調べ物しているんだろうなぁ・・・とおもうと、子供のボキャブラリーが増えるスピードに驚くばかりです。子供の国語辞典(日本語)も読みたくなってきました。

この辞書と合わせて一番最初にフランス語の学習を独学で始めるのに使った教材を、フランス語 独学初級者用の学習書・アプリ・サイトのまとめ という記事にしています。ご興味ある方はこちらもどうぞ。

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【追記】2017年版以降のLarousse junior poche は32000語、と収録数が増えています。

 

フランスの子供が使う学習教材、大人のフランス語学習にも十分使えます。サイトや本のご紹介です。

子供用フランス語教材で学ぶフランス語

 

フランス語で多読したい人向けにレベル別でフランス文学作品を紹介している記事がこちら↓です。合わせてどうぞ  : 

フランス語の多読に。レベル別読み物初級〜中級者向け(A1-B1レベル) 15作品

フランス語の多読に。レベル別読み物中級〜上級向け (B1-C1)20作品

 

比較的難しくないフランス語で面白く読めたフランス語で書かれた作品紹介はこちらです :

・CHANSON DOUCE 2016年 ゴンクール賞受賞小説

・フランスで生まれ育つアジア系移民2世の女性が書く家族の話  JEUNE FILLE MODÈLE

 

(投稿日: 2015年 11月 29日 / 更新日 : 2018年5月29日)

 



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