簡単な着色小麦粉粘土の作り方をフランスで習う
小麦粉粘土とは?
またの名を塩粘土ともいい、小麦粉、水、塩で作る粘土です。我が家の息子たちの通うフランスの幼稚園では、クリスマスやイースターなどのイベント前に小麦粉粘土でオーナメント作りをしています。ちなみにフランス語ではPâte à sel(パタセル)で直訳すると塩生地です。家でも学校でやった面白いと思ったことの続きをやれるのは楽しいですよね。子供が興味を引いて遊べるのと、お家にあるものでできるので親の用意が簡単なのがいいところです。今回は、着色小麦粉粘土を作ります。
着色小麦粉粘土の作り方
材料:
細かい塩 グラス1杯
生ぬるい水 グラス1杯
小麦粉 グラス2杯
絵の具 (口に入っても害のない絵の具を使っています)
生地を着色する食品の染料(オプション)
エッセンシャルオイルまたはスパイス(オプション)
小麦粉粘土に色を追加するため、色をあらかじめ準備して混ぜやすい状態にしておくと早くできます。複数の色を作るのであれば、その数の分の塩、小麦粉、水の準備が必要です。 塩:水:小麦粉の比率がおおよそ1:1:2になればOK。作りすぎないために、小さなグラスを使うのがコツです。
粘度の着色材料として使えるもの :
今回は固形絵の具を使いましたが、粘土に色をつけるための着色材料にはこんなものが使えます。
- 液体着色料
塩と小麦粉を混ぜる前に、水のグラスの中で染料を溶かします。色ごとに容器を分けて使用ください。
- チョークや固形水彩絵の具など粉状のもの
色チョークを粉状にして着色粉を作ることができます。 水を入れる前に、粉状のチョークを小麦粉と塩に混ぜます。
- 天然染料
台所にありそうなもので色が強いものが使えます。例えば、 サフランは黄色、パプリカは赤、ビーツはピンク、など。
- その他
キラキラさせたい場合は、ラメを練り込みます。匂いをつけたい場合は、エッセンシャルオイルを少々混ぜます。
準備 :
塩生地の準備は、5歳児と一緒に4色作っても15分くらいでした。
1.塩と小麦粉ボールまたは大皿の中で混ぜ合わせてから、着色剤を入れて混ぜる(注 : 着色剤が粉状の場合)
2.ボウルに水を注ぎ、生地を練る。液体の着色料の場合は水で最初に溶かし、色のついた水をボウルに注ぐ。柔らかいので最初はスプーンや箸などである程度かき混ぜてから手でこね始めると、手にくっつかずに生地を作れます。
3.生地があまりにも砕けやすい場合や砂っぽいような場合は、生地に水を加える。生地が柔らかすぎる場合は、小麦粉を加え、それが指にくっついたら、常に少量で生地をよく混ぜて練る。柔軟な粘土状になるまで粉と水で調整しながら練り混ぜる。
次のステップへの準備完了!
オブジェ作り
小麦粉粘土では、動物、手の形、キーリング、キャンドルホルダー、オーナメントなど、いろいろな用途の物体を作ることができます。今回着色しないで小麦粉粘土を作って、焼成した後に着色もありです。
焼成
塩生地を調理する前に、乾燥時間を取ります。おおよそ12〜48時間(最大)目安。乾燥時間をとることで、オーブンでの焼成時間を大幅に短縮することができ、調理中に気泡の形成ができなくなります。焼成中に作った形の変形を回避することもできます。乾燥時間は長目の方がいいですが、48時間以上乾燥させると焼いた時にとてももろくなるので長すぎもおすすめできません。
焼成時間はマチマチですが、おおむね
- 乾燥時間:長くなるほど、調理時間を短くすることができる
- オブジェのサイズ:大きくて太くなるほど、料理時間が長くなる
- 同様に、柔らかい生地(水を含む)は、より長い焼き時間を伴う
となります。
調理温度は、一般に80〜90°C。厚さが1〜2センチの小さな物の場合でも、焼成時間は一般的に2時間かかります。焼けてるかどうかを定期的にみて、焼けている(固くなっている)ようであればすぐにオーブンから取り出してください。固くなっていたら、なるべくすぐ取り出しましょう。
保存はできるの?
はい、小麦粉粘土は保存することができます! 下の保存方法だと1週間くらいは持ちます。
1.小麦粉粘土を湿った布で包む
2.フリーザーバッグまたはビニールバッグに入れ、空気を抜いてとじる
3.冷蔵庫で保管
冷やした粘土の作業は生地が固くて難しいので、使う1時間半以上前に冷蔵庫から取り出しておくとこねやすくなります。
【今日の収穫】
ちょうど子供の幼稚園のイースター仮装イベントがあったので、あらかじめ着色した粘土を使って仮装小物として小麦粉粘土で作ってみました。やってみて思ったのは、暇な午後や天気の悪い日に、子供と一緒に遊ぶのにちょうど良いです。台所に常にあるようなもので作れるので経済的だし、子供たちは手を使いながら想像力を鍛えられそうだし。外で元気に遊ぶのが大好きな我が家の3歳児も5歳児も集中して作っていたので、室内遊びのレパートリーが増えて◎でした。
この手のクラフトのアイディアはピンタレストが本当に役に立ちます。小麦粉粘土のアイディアはこちらに沢山あって見とれてしまいます。こんな素敵なのを子供と作れるようになったらいいな・・(遠い目)
子供と室内で楽しめる遊びはこちらです♪