Audibleをフランス語の勉強に使うには?挫折しないコツ7つ。

Audibleをフランス語の勉強に使うには?挫折しないコツ7つ。

この記事では、小説やビジネス本などを語学学習を兼ねてフランス語のオーディオブックを楽しむ方法をご紹介します。日々の雑事や仕事で予定していた語学学習ができない、と凹むことってありますよね。そんな時に、耳が空いている時間、通勤・通学途中、家事、車の運転中、などの時間に本を聴いて勉強はどうでしょうか。

最近アマゾン日本でも聴き放題から、月額一定の1冊=1コイン制(2冊目以降は30%オフで購入できる)でオーディブル を購入するシステムになりました。読める本が一気に20万冊、言語数もかなり増え、オーディブルが充実してきています。

スマホやタブレットに好きなオーディオブックをダウンロードすればオフラインでも音声で本を聴けるので、日常雑事の時間が教育の時間にかわります。

オーディオブックを聴き始めて2年弱になるのですが、ボチボチ続けてこれたコツをご紹介します。

 

挫折しない方法

自分の持っている全てのデバイスにアプリをダウンロードする

アマゾンからオーディブル を申し込んだ後、スマホ、タブレット、PC、と聞きたいときにいつでも聴ける環境を作ります。

語学学習目的半分、楽しみ半分くらいで使う

「耳が使える時間を利用して語学を勉強する」という目的はあるのですが、意識しすぎるとつまらなくなります。「全ての言葉がわかることはない」とリラックスし、明らかにわからない単語が出てきても無視。自分にプレッシャーをかけるのをやめることがかなり大切と思います。

サンプルオーディオブックは必ず聞く

プロのナレーター、女優・俳優・声優さんが読んでいても、そのストーリーにあっている声かどうかは別なんですよね。聴くまでよくわかっていませんでしたが、読み手の声もけっこう重要です。サンプルで数分聞けるので判断に役に立ちます。

サンプルを聞いてから購入したのに、それでもしばらく聞いていたらやっぱりつらい、と思うこともあります。そういう時は、返品して別の読み手の同じ本、もしくは他の本に交換して別の作品に移った方がいいと思います。

読み途中、読み終わってからでも返品はできますが、しすぎると回数制限がかかるようです。コイン制はオーディブル を退会しても購入した本を聴けるので、好きな本を手元に残したいですよね。

耳から聴く読書をしたくなくなったらすぐ退会

入会、退会がかなりフレキシブルで何回でもできるので、読みきる気がしなくなった、耳から読書に疲れた、と思ったらひとまず退会して、また聴きたくなったら再入会すればいい、と考えると、自分にプレッシャーがありません。

1ヶ月に1冊購入できなくてもコインは6ヶ月持ち越し(2018年10月情報)できるので、やめる必要もないのかもしれません。1ヶ月に1冊聴くだけでも結構な時間です。コインが貯まってくると義務感を感じるので、読みきれない、と思ったら退会するのもありだと思います。

再入会したときに持ち越ししたコインは使えません。退会する時は持ち越しコインを使い切らないともったいないですね。

ちなみにフランスのオーディブルもコイン制なのですが、コインの持ち越しは1年です。日本のオーディブル も1年になる可能性もあるかもしれませんね・・。

 

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(アマゾン・フランスの登録が必要になります)

自分にとって聴きやすいオーディオブックの傾向を知る

私は比較的短め、新しめの作品が聴きやすくて好きです。無料で聴けるオーディオブックのサイトもあるのですが、著作権切れの作品など古典的な作品が多いんですよね。時代背景が現代の方が具体的に感じられることもあって、有料でも結局オーディブルにある作品を聴いてしまいます。

 

自分はどのくらい集中できるのかも知る

ストーリーにどのくらい興味があるか、にもよるのですが、語学学習も意識している本の場合、1度に聴くのは10分程度にしています。フランス語の本を聴くときは語学勉強も意識しているのですが、日本語のように多少ボンヤリしていても頭に入ってくる、ということがないので、何かをしながらでも耳へも意識が必要になります。それで続く集中力が私は10分弱くらい。本の1章が10分程度になっていることが多いので、1章聴いてひとまず一息、続けて聴くか別のものを聴くかはその時によります。

ポッドキャストもよく聴くのですが、1番組が10分以内で終わるような番組が聴きやすいのはこの辺の集中力と関係あるのかもしれません。

気に入ったオーディオブックはその活字本も買ってしまう

作品を字で読む→そのオーディオブックを聴く→再度本のページを読む、とすると聞こえも覚えも全然違います。

繰り返し聴く作業をしなくても、ディクテーションや単語のつづり確認のために使えるので、好きな本は活字もオーディオブックも両方買ってもいいかもしれません。

フランス語の文学作品オーディオブック

聞こうと思ったら一気に聞けそうな、短時間で聴ききった(読みきった)!と感じられる本をご紹介します。

・Monsieur Ibrahim et les fleurs du Coran 

 Éric-Emmanuel Schmitt(エリック=エマニュエル・シュミット)著

再生時間1時間16分。著者が読み手をしています。邦訳は「モモの物語」、「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」という題名で映画化もされています。劇作家としても名高くゴンクール賞の審査員にも選ばれているエリック=エマニュエル・シュミットの作品。”パリ、60年代。 12歳のユダヤ人の男の子モモは、ブルー通りの古いアラブ食料品店の老主人と友達になった。しかし、外見は誤解を招く:食料品店の主イブライム氏はアラブ人ではない、ブルー通りは青ではなく、子供はユダヤ人ではないかもしれない…?。”少年の人生経験をベースに人種差別、死、老化、初恋、憎しみ、反ユダヤ主義、育児など普遍的テーマが書かれています。

 

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・Le Sumo qui ne pouvait pas grossir

 Éric-Emmanuel Schmitt(エリック=エマニュエル・シュミット)著

再生時間1時間32分。この本も著者が読み手をしています。直訳すると「太れなかった相撲取り」。タイトルとこのイラストだけで目を引きますよね。

主人公は15歳のジュンという家族と話すことを拒否する家出少年。東京で物売りをして生活していた。ある日、やせっぽちな体型なジュンの中に「大きなもの」を見出したという相撲マスター(親方)のショーミンツと出会ったことで、彼の人生は劇的に変化する。相撲部屋に入るようになったジュンは不可解な武道の世界にで稽古を始める。

親方と一緒にジュンは力強さや知性を得て自己受容していく。想いも描かなかった世界を知るようになった彼は最終的に95kg以上まで体重を増やすが、試合では負けが続く。そんなジュンに親方は禅を勧めるが自分に苦痛と暴力的なものが同居する自分にはムリ、と拒否。しかし最後は納得し、内観することで自分自身を穏やかにコントロールすることを覚える。すると相撲でも勝ち始め、レイコという相撲チャンピオン(横綱)の妹に知り合うようになり・・。

主人公は疑問を抱き家を飛び出し、苦労を乗り越え、自身のアイデンティティーを探す旅の中で、勇気、信頼、慰め、愛がうまく織り交ぜられ、思春期の子に読ませたい本、と思いました。

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今日の収穫

耳が自由な時間は意識してみると、結構あるものです。映像に頼らず、耳に集中して聞く練習になるので、うまく意識してリスニング学習につなげられるといいですよね。リスニングを勉強する上で、Audibleは非常に便利で役に立つツールと思いますので、フランス語のオーディオブックで学習に使いやすそうなものがあったらまたアップデートしていきます。

日本のアマゾンでは、Audibleはお試しキャンペーンで30日間無料で会員になることができます。コインで一冊無料で購入することができるため、迷っている人もまずは無料で一度試してみてはいかがでしょうか。



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