テイクアウト寿司「Sushi Daily」進化中

急成長中、店舗展開が早い
Sushi Dailyの親会社はパリに本社を置くKellyDeli。2010年に創業し、食品小売とレストラン経営をしています。同社のコンセプトの一つであるSushi Dailyはヨーロッパ10ヶ国に600店舗展開しており(2017年9月)、スーパー、デパート、駅ビル、空港などに入った寿司のキオスクとしてヨーロッパのリーダー的存在となっています。
創業者は韓国人で元スタイリストのKelly Choiと彼女のフランス人の夫で電気通信エンジニアだったJérôme Castaing。Kelly Choiは山本さんという有名な寿司職人の元で修行し、寿司の品質に妥協することなく寿司がもっと一般に普及するようにする、と彼に約束して事業を起こします。
- アジアのお客様にも喜んでもらえるようなイノベーティブなコンセプトを展開
- 安全な品質の製品を提供
日本食作る時に使う調味料が充実してきた
海外進出している醤油で一番有名なブランドだと思いますが、Sushi Dailyブランドの醤油としてもだしているんですね。カルフールを筆頭に、カジノ、空港、その他路面店などその展開店舗数は600(2017年)あるそうなので、小売の販売網としては素晴らしい。さすがキッコーマン、目の付け所がいい👏
お持ち帰りガリとわさびが無料
寿司ネタのバリエーションが増えている
独自の進化を遂げる寿司が楽しめる

こちらエビフライときゅうりを裏巻きにして、上にフライドオニオンを散らした寿司。
値段は安くはないよね・・?
地元の人がやっている寿司テイクアウト&バーでサーモン巻き8個が5,2ユーロでびっくりしたことがあったのですが、ここに比べるとカルフールの寿司は少し安く、ネタの種類が多いです。フランスの物価高いし、「安いテイクアウト寿司」って見たことないのでこんなものかもしれませんが、パン屋さんでサンドイッチを買うような感覚のお値段にはまだまだならないですなぁ・・。
【今日の収穫】
最初に見たのが2011年で、その6年後、競争力のある価格で質の悪くない寿司になっていて、魅力が増していると思いました。寿司だけでなく、日本食周辺調味料、飲み物(ビール、酒、ラムネ)、食べ物(カップラーメン、のり、など)も悪くない品質のもので種類が増えています。今はカルフールはハイパーマーケットにしか店舗がありませんが、小さなカルフールMarket やExpresssでも取り扱いできるよう進めているそうです。人気ぶりが伝わってきます。
今後はDim Sam Dailyという蒸し餃子やシュウマイ系の「蒸しラビオリ」コンセプトのお店展開を考えているとのこと。(現在、フランスで試験中)田舎ぐらしでアジア料理を外で食べようと思うとそんなに選択肢がない中、こちらの新しい試みも魅力的。是非頑張って欲しいです!
このチェーン店の6年前の様子、2011年の記事がこちらです。→ カルフールのテイクアウト寿司 Sushi Daily