The Art of Non-Conformity – 常識からはみ出す生き方 ノマドワーカーが贈る「仕事と人生のルール」
The Art of Non Conformityは大好きなブロガークリス・ギレボー(Chris Guillebeau)さんの本 :
最近この手の「自分の人生は自分で変えよう・盛り上げよう系」の本をよく読んでいます。この本は日本語訳はでていないようですが、大好きなブログLifehacking.jpの記事から、日本語で彼のマニフェスト”Brief Guide to World Nomination“が読めることも知りました。英語の本を手に取る前に、この日本語のマニフェストを読んだだのですが、相当元気がでてきます。(その後、”常識からはみ出す生き方 ノマドワーカーが贈る「仕事と人生のルール」”という邦題で出版されています)
自分への投資をやめない
本を読んで自分でとても興味をもったのが、大学に行く経験の代わりに自主的にやれること、というリスト。彼が実際に払った大学費用3万2千ドルと比較して、下記の方法で自主的にやればかかる費用は1万ドル、もしくはそれ以下と算出しています。
1. エコノミストの購読2. 世界一周飛行機チケット購入、もしくはマイレージを使って世界の有名な地域に行く。アフリカやアジアを含む。3. 世界の有名な宗教の基礎テキストを読む。新約聖書、コーラン、仏陀の教えなど。教会、モスク、シナゴーグや寺を訪れる。4. 語学学習のポッドキャストを購読し、20分のエピソードを週に5回、1年を通してずっと聞く。1週間に一度ローカルの語学サークルに行ってみる。5. 1年の間に3つの新しいスキルを身につける。写真、スカイダイビング、コンピュータープログラミング、武術など。エキスパートになるのではなく、機能するのに十分であることが目標。6. ノンフィクションの本を30冊、古典小説を20冊読む。7. ジムに加入し、運動。勉強の促進を図る。8. 基本的プレゼンテーションや人前で話すことに慣れること。9. ブログをスタートし、基本の投稿日を決めること。助言→毎日かこうとしないこと。週刊、もしくは2週間に1度のスケジュールでしばらくは続け、3ヶ月経ってもそのペースがちょうど良ければペースアップする。
自分への投資をかねて、常に独立した学習の継続は必須という話が心にささりました。なんとなくできそうなのが3,4,6,8,9かな。5もそうだけど、私の場合、語学学習への比重が高いので、他までやったら手が回らなそう。今は先日読んだPower of Lessに影響を受けてやることを減らすことに重きをおいているので、今からどれかを増やすことは難しいですが、自己投資をやめない方法として参考になります。
Unconventional life(=型にはまらない生き方)実現のための考え方
自分が価値を置く生活を真剣に楽しみ、(彼のような)型や慣例に従わない生活をする人をサポートしたい、という著者の気持ちがとてもよく伝わってきた本でした。不必要なことをいかに意識的にとり除けるか、ものではなく豊かな経験につながる自分への投資をする、感謝につながるような他の人のための投資をすることが正しい貯蓄プランである、など、彼の経験をもとに”unconventional lifeの実現”のための方法を展開しています。
【今日の収穫】
この本の提唱するような、型や慣例に従わない生活を作ろう、ということに興味がない人はいるだろうけど、私の心には大きくヒットしました。現実にしていきたいと思っています。自分の勤めている会社の人間関係はいいし、上司は理解があるし、働きやすい環境で、毎月暮らせるだけのお給料を固定でもらえている安定した身分ではあるけど、自分の仕事は会社のためであって自分のためにになっている気がしないのがどうにも納得いかないのです。会社に属さず、自分のために、世界をよくするために働きたい、と思います。その一歩をまだ踏み出せていない自分だけど、「今日を真剣に生きる、全ては未来のために」という著者の考えに従い、毎日を大切にしていこうと思うようになりました。私にとって今年読んだ一番いいの本になるかも。
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