簡単クレープ生地をピエール・エルメのレシピでつくる 

簡単クレープ生地をピエール・エルメのレシピでつくる 

フランスでよく食べるもの、と言ったらクレープは必ず名前が上がるものの1つでしょう。それだけにレシピは色々ありますが、今回はフランス菓子職人で有名なピエール・エルメ氏の “Le Larousse des desserts de Pierre Hermé” にある、簡単なクレープ生地の作り方をご紹介します。

クレープの皮を焼いておけば2、3日は冷蔵庫保存できますし、時間のない時のおやつにもすぐ対応できて、なかなか優秀です。お店が休みの日や普段の日でも、子供のおやつがない!買いに行く時間もない!😱というときに活躍しています。

クレープのレシピに加え、フランスでクレープを食べる日、2月2日の「La Chandeleur – ラ・シャンドロール」についても、フランス文化とフランス語の勉強にもなる動画を合わせてご紹介します。

 

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ピエール・エルメ氏のレシピでお気に入りのケーキレシピはこちらです。

 

レモンケーキ (CAKE AU CITRON) をピエール・エルメのレシピで作る

 

材料

直径約27cmのクレープ10枚 (23cmだと14枚程度)

  • 牛乳500ml
  • 卵4個
  • 薄力粉 200g (フランスの小麦粉T45-T55)
  • 砂糖 50g
  • 水 60ml
  • バター20g
  • 塩 5g 
  • バニラ さや半分
  • (お好みで)ラム酒かグランマニエ・リキュール30ml(甘いクレープの具を入れる場合) 

個人的な意見ですが、あったらもっと美味しいですが、バニラはなければなくても大丈夫かと。塩もひとつまみ程度でも大丈夫かと思います。

 

作り方

1. バターを溶かす。

 

2. 卵をかきまぜ、砂糖、バニラ、ふるった小麦粉を入れてまぜる。水・牛乳を入れ、さらに溶かしバターを投入。グランマニエもバターと同じタイミングで入れる。生地が均一になるように混ぜること。

 

3. ここが一番のポイントだと思うのですが、まぜた生地をできれば2時間、少なくとも1時間は室温に置いておくこと。そんな計算はできない、と思う場合は、一晩おいて翌日焼いてもOK。翌日焼く場合は冷蔵庫の中に入れておくこと。
子供の腹へり具合にもよるので難しいときもあると思うのですが、クレープ液ができてから少し時間をおくと、生地の出来上がり、しっとり状態が違います。 

 

4. クレープをフライパン、もしくはクレピエール(Crêpière) というクレープ専用のフライパンで焼く。熱々にして焼くことが大切。焼く前にクレープ液をよくかき混ぜること。クレピエールだと油をひかなくても大丈夫だったりするのですが、油代わりに少しバターを塗っても美味しくなります。

クレピエールを使うとうまく焼けるので、一度使うとフライパンに戻れません。

 

5. 出来上がり〜。

 

 

どんな具をのせるの?

こちらの皮は、お砂糖が入った甘いタイプなので、どちらかというと、おやつに食べるような甘いクレープ向け。甘いクレープといえば、子供の人気一番はチョコレート風味のヘーゼルナッツベースのスプレッド、ヌテラ↓ですが、ジャム、蜂蜜、砂糖だけでもOK。大人にはお砂糖とグランマニエ・リキュールの組み合わせも。手をもう少しかけたい、と思ったら、生クリーム、アイス、チョコレートシロップなどと合わせても美味しいです。

皮に好きなものをぬるだけ、おくだけ、なので子供が自分でレンチンして少し温めておやつ準備もできるのも、いいところです。

私はこのクレープ皮で、ハムとチーズなど、お食事系、しょっぱいタイプのクレープも作ります。塩気のある具と甘い皮のコンビがなかなかよくて。(前日の残り物の)トンカツにとんかつソースかけてクレープ皮にくるんで食べてみましたが、こちらもおいしかったです。

 

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今日の収穫

フランスで、クレープの日と言ったら2月2日。この日はキリスト生誕から40日目で、聖マリアが産まれた赤子のキリストを教会で清めの儀式を受けたことをお祝いする聖燭節(La Chandeleur)になります。

在欧生活は長くなっていますが、キリスト教と縁のない東洋の女なので、そういうイベントが全然頭に入っていないことが発覚。。子供と一緒にフランスの伝統行事を学ぶこととしました。便利なのはこちらの子供用のサイト、何かと疑問になることを解決するのに役にたちます。Youtubeチャンネル「1jour, 1 question」。

 

http://Pourquoi mange-t-on des crêpes à la chandeleur ? – 1 jour, 1 question

 

動画によると、この伝統は1500年近く前にまでさかのぼる2つの起源があるそうです。
 1つの説は教皇ゲラシウス1世が確立した、というもの。彼はろうそくのパレードをした後、忠実な人々からの人気を維持するために小麦粉と卵でパンケーキを作ってふるまい、 このレシピが今日のクレープ(小麦粉、卵、牛乳)のレシピに変身した、という説です。

 

もう1つの説は、クレープが農民の心の中で太陽を象徴しているというもの。 豊作を確かなものにするために太陽をまつりたい、という願いから、クレープを作ることを考えたのでしょう。 丸くて黄色くて温かいクレープを、フライパンの上でひっくり返す行為は空に太陽が昇ることを示し、 新しい収穫の前に残りの小麦粉を処分することもできる、という庶民の伝統からきた説です。

どちらの説であっても、食いしん坊たちが喜んでお祝いしてきてくれたおかげで今に至るんでしょうね。

 

 

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